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プロフィール 〜アトピーと私の35年〜

2017年12月6日

この記事をご覧いただいているということは・・

あなたは「今、ご自身や子供のアトピーに悩んでいる。」ということですよね。

この先、どうなってしまうのか?

子供のアトピーは、成長するにつれて自然に治ると言われているけど本当なのか?

心配なその気持ち、よーーーく分かります!!

 

アトピーのお子さんを持つご両親や、
またご自身がアトピーで悩んでいる・・

という方のために役立つ情報をお届けします。

 

まずは簡単に自己紹介します。

わたしは生まれてからずっとアトピーとのお付き合いがあります。

またわたしは2人の子供がいますが、2人とも皮膚が弱くて鼻炎持ちのアレルギー体質。

そして夫はというと、皮膚は強いものの鼻炎持ち。副鼻腔炎を20年以上にわたり患っていました。

 

・・・そう、

わたし達はまさに「アレルギー・一家」なんです!

 

こんな4人ですが

数年にわたる生活改善でアレルギーを抑えることに成功しています。

この生活の中で得た経験をここでご紹介することで、あなたや大事なご家族のアトピー克服の手助けができたらと願っています。

今回はプロフィールとして「私のお肌の歴史」をまとめてみたいと思います。

 

先日「幼少期(30年くらい前)の私はどのような肌をしていたか?」
という話しを母としました・・・

母が言うには、

当時は「アトピー」や「アレルギー」の情報は少なかったようです。

だから
皮膚科や小児科でも昔は「アトピー」だからと言って「ステロイド」を山のように出すわけでもないし保湿をするというわけでもなかった。

つまり「ただ乾燥肌と認識しているだ対処もせず放っておく・・・」という状況だったようです。

(ひど〜〜い!!)

 

このような話しにショックを受けましたが、私の実家は共働きで子供の肌荒れなんかに心を砕く暇がなかっただけだと思い、必死にその話を忘れようとしました。

 

でも、今でもたまにふと考えてしまうのです。

「私が子供の時にもっと保湿をしてくれていたら、今ごろ私の肌はもっと強くなっていたのかも・・・。」なんて。

 

過去を変えられる訳がありませんし、アトピーがこじれた原因なんて誰にもわかりませんが。

 

それでも、「アトピーの悪化〜改善〜悪化〜改善」を繰り返してきた過去のつらい経験は、

これからの未来を楽しく生きていくためのデータベースとなりました。

あなたご自身や、子供のアトピーのケアの方法を考えるうえで何かの参考にはなるかもしれません。

その時々の子供の年齢や体質によって、お肌の強さの変化が分かりますからね!

私自身、こうしてまとめてみることで見えて来たことが沢山あり、今まさに自分の子供の肌のケア方法に活用することが出来ています。

ぜひ、ご参考にしていただけたら幸いです。ちょっと長いので、長い文章が苦手な方は目次を使って下さいね。

もちろん、ナナメ読み、飛ばし読みもOK!

 

 

私のアトピーとの付き合いの歴史【乳児期〜学童期】

生後1ヶ月:「この子はアトピー」

私は赤ちゃんの時から肌が薄く真っ白でした。

見るからに肌が薄く乾燥していたため、1ヶ月健診の時に母がお医者様から言われたそうです。

母はアトピーではないのですが、靴下のゴムにはかぶれやすかったので「お肌が弱いのが遺伝してしまったんだ」と思ったそうです。

「お肌が弱い」だけだったらまだ助かったんですけどね・・・

小学生:ガサガサおばば

幸い、私は小さい頃はそれほど皮膚炎の炎症は出ていなかったそうです。

ただ今でも覚えているのが、冬になると手の甲がひどくガサガサになったこと

小学生なのにいつもハンドクリームが手放せず、家族からは「おばばの手」と呼ばれていました。
(ひどいよね・・・(T皿T) 私なら自分の娘には絶対言わないもんそんな事〜。)

また、唇もいつもガサガサでした。

皮めくれはしょっちゅうで、端が切れていつも血がにじんでいました。

ご飯なんて地の味があたりまえ。

かさぶたと、めくれた皮を暇つぶしに食べてたよね〜。

これって今思うとかなり気持ち悪いけど、当時の私にはそれが当たり前でした。

ちなみに、活動的なほうでしたが体力がなく、また皮下脂肪も少なく、寒がりでした。

 

私のアトピーとの付き合いの歴史 【中学〜高校期】

中学生時代「アトピー発症せず」

中学生になり部活を始め、
運動でよく汗をかくようになったら肌の乾燥はなくなりました。

しかしその代わりに、夏場だけあせもが出るように

でも、まだ自分が「アトピー」だと全く思わないくらいお肌にはトラブルがありませんでした。

「とにかくかぶれやすい体質なんだ」とだけ認識してしていたのです。

バイトも部活も頑張る過酷な日々

高校生になり色々なお店でバイトをしましたが、これといって強い炎症は出ないようになりました。

部活で沢山運動していたので、体はとても軽かった!

朝5時に起き、部活の朝練。部活がない日は毎日バイト。

くたくたに疲れて、夜11時に帰宅。今思えば、OLよりも過酷なスケジュールかも

忙しかったためお風呂には入らずシャワーで済ませていましたが、足が太くなるのが嫌で、寝る前のふくらはぎマッサージを欠かしませんでした。

夜は短かったですが、ぐっすり眠りました。朝はのんびり派でした。

お肌のトラブルがないのでもちろん青春もWELCOME!!

 

 

私のアトピーとの付き合いの歴史 【18歳〜成人期】

18歳「バイトでまさかの主婦湿疹に・・」

高校を卒業すると居酒屋でバイトをするようになりました。

ファミレスよりも時給が良いですからね♪

しかし・・手洗いの回数が増えると、手首にじゅくじゅくした赤みの強い炎症が出てくるようになりました。

手首はいつも痒く、赤くただれるようになりました。

・・・「主婦湿疹」というやつです。

皮膚科にかかったけど、塗り薬を出されたかどうかも覚えてません。その位適当でした。

 

たぶん、良い意味で、適当。

以来皮膚科には行かず(そんな暇ない!)
たぶん薬も塗らず(そんな暇ない!!!)

そうこうしているうちに、たまたま高時給の事務バイトを見つけて転職。

手首の炎症はぴたっと治まりました。

このときは「主婦湿疹」発症→転職→完治

という感じで簡単に治っていました。

だだ流石の私にも主婦湿疹になった原因が・・

手洗いの回数が一番の問題だったと分かり、以来水仕事に関わるバイトはしない!と決めました。

 

私のアトピーとの付き合いの歴史 【成人期】

20歳「湿疹が慢性化」

このころから
私のアトピーの発症には規則性が見られるようになりました。

1年を通して悪くなる時期が明確に分かれ、繰り返すようになったんです。

【成人期のアトピー】当時のサイクルについて

  • 夏の始めから、ひじの内側手首の内側のあせもが酷くなり、グジュグジュになる。
  • 秋口まではかぶれが続き、湿度の低下とともに自然と改善。
  • そして、冬にはすっかりよくなっている。

つまり、幼少期は冬場に乾燥が酷くなるタイプだったのが、成長して汗をかく運動をするようになり体力がつき、体質が変わったということが分かります。

しかも、このころはまだ20代半ば。

水分保持力と体力があったのか、冬でも乾燥までには至らず治りました。

しかし、毎年あせもを繰り返すだけでも結構なストレスでした。

ちなみにステロイドは塗らずに市販の痒み止めだけ塗って、とにかく自然に治るのをひたすら待っていました。
(なんたる無知=ω=;; ・・でもそれで治ってたんだから良いよね。)

 

私のアトピーとの付き合いの歴史 【華のOL時代】

26歳、青春まっただ中の悪夢

4月の始めに花粉症になったのをきっかけにアトピーが大爆発を起こし。。

1週間で外出不可能になり、有休を使い仕事を休んだけれど改善せず。

そのまま復職せずに辞めました。

いつものステロイドは効かず、皮膚科へ行っても結局ステロイド。アトピーはどんどん悪化し、夏にゾンビアトピーになりました

じゅくじゅく、皮向け、浸出液、出血。

見た目最悪。人生最悪。

 

まさに悪夢。

 

ひたすら家にこもりました。

どうしてゾンビになっちゃったの?(泣)

原因はシンプルです。

一人暮らしを始めて2年間の間、お酒、タバコにコンビニ弁当で生きていました。

悪いもの、たっぷり溜まってたんでしょう。

中医学では「春は解毒の季節」。冬場に溜めていた老廃物を一気に体の外へ出すよう体が働きはじめます。

私の場合も、春に一気に老廃物を放出すべく、体に「解毒スイッチ」が入ったのでしょう。

7月ゾンビ→9月改善→12月完治

そんな大暴走アトピーの私でしたが、働かなければお金は減る一方。
一人暮らしで親にも頼れず、生活資金が尽きました。

否が応でも働かなくては・・と始めた仕事が多忙すぎて、痒くなる暇がない!笑

ひきこもりだった時は毎日、明け方まで痒くて眠れなかったのに、仕事を始めてからは23時まで残業してクタクタになって、あっさり不眠は解決。

朝もモリモリ食べ、昼もモリモリ食べ、土日は泥のように眠る。
これを書いていて思い出すのは、高校生の頃の激務スケジュール!

OLも結構、忙しいや〜ん!笑

仕事を始めたのが9月だったのですが、気づいたら、 その年の12月にはもうすっかりスッキリ全身よくなっていました。

ちなみに、本当に毎食モリモリ食べていましたが、肉魚アブラ白米・・・甘いおやつもモリモリ!!!

食事療法なんて知りもしなかったので、食材問わず沢山食べていました。

今思い出してもちょっとあきれちゃいますが、それでも治るときは治るんですね〜。

本当にアトピーって、不思議ですよね。

 

 

私のアトピーとの付き合いの歴史 【20代後半】

27歳、アトピー出ない無敵期間

奇跡の完治・復活からアトピー出ず。ゾンビで出し切りましたもんね?!

第2の青春を謳歌しました。アトピーのことはすっかり忘れました。

ぐじゅぐじゅでパンパンに腫れ上がりあんなに黒ずんでいた肌は、完治した翌年にはこんがり焼いて気にならなくなりました。

誰だろう?アトピーに日焼けはご法度だって言ってたのは。

毎年繰り返しかぶれていた肘の内側もキレイ!!
夏を謳歌しました。

悪いものをゾンビアトピーで出し切り、お肌はかつてない位キレイになりました。

そんな人生最高の肌コンディションのときに、
ステキな人と巡り会うことができ、29歳のちょっと手前で、結婚しました。

今思えば、結婚と妊娠・・・
人生の最高の時期でしたよね〜〜。
・・・(*=ω=*)遠い目

私のアトピーとの付き合いの歴史 【結婚後】

結婚してからは、慣れない家事(とくに炊事は初体験・・)と仕事の両立に負われ、

主婦湿疹、ソッコー再発。

主な症状は

ひび割れ・痛くて痒い水泡がプツプツ・赤く盛り上がった発疹。

湿疹自体は市販のアンテドラッグステロイド剤(たしかムヒのやつ)を使用したら1ヶ月くらいで改善。

以来、水仕事の時にはゴム手袋を使うように。

私のアトピーとの付き合いの歴史 【30代】

3年間の無敵期間終了、出産を機にアトピー再発

出産したのが29歳の10月。

このころから手洗いが増え(乳児に触れますからね!)洗濯も増え、主婦湿疹がめでたく復帰。

非ステロイド系消炎剤のウフェナマート外用薬(非ステ痒み止め)で症状を緩和させるも

・・やはり、なかなか完治には至らず。

そして、出産の翌年3月に、アトピーが再発しました。

花粉症ではなかったのですが、
ハウスダストとダニに対するアレルギーがあるので、
春に増殖したアレルゲンと、解毒スイッチがまたもや重なってしまったのだと思います。

昔のゾンビアトピーが始まったのも春で、

今回も春。

春はアトピーの鬼門ですね。

私のアトピーとの付き合いの歴史 【育児期】

アトピーの痒みに加えて、育児のストレスと睡眠不足のせいで体力低下。

毎日の炊事洗濯・おむつ替え・食べこぼし掃除などの水仕事の激増。

肌は荒れ放題、夏にはじゅくじゅく。このころようやく皮膚科受診。

はじめてステロイドときちんとお付き合いを開始しました。

医師の指示通り、朝晩塗りましたよ〜。

そのおかげで2週間ぐらいしたら見違えるように綺麗な肌になりました。

しかし、ステロイドは抜くのが大変でした。

医師がまあポンコツさんで、私も一切知識がないので、
ちょっと塗るのをやめて悪くなっただけなのに更に強いステロイドが出されてしまうという、無惨な状況でした。

そんな悪化の一途を辿ったため、

「自分で治そう!と決め、脱ステロイドの方向に走り始めたのがこの年の夏でした。」

ベビーカーを押しながらのウォーキング、自宅でダンスのDVDを見ながら汗をかく。

この事が功を奏したか、秋には湿疹もひと段落。

しかし・・今度は、冬にガサガサになるような困った状況になりました。

20代の時は、冬にはよくなっていたのですけれど、やはり30歳過ぎからは違うようです。

30代になるとお肌は1度受けたダメージを回復するのに時間がかかり、さらに乾燥よりになる

・・という事を実感しました。

第2子出産、アトピーじゅくじゅく期、一段落

じゅくじゅくアトピー期は一段落しましたが、
今度は一年中を通してカサカサのアトピーになりました。

これも乾燥によるものです。夏なのにガッサガサ。

全体的に赤黒く、くすんでいる肌。
一目見て、「この人アトピーだな」って分かるような肌。

この頃は、顔・首・腕だけにアトピーがありました。

32歳「全身に広がる乾燥アトピー」

アトピーも2年以上こじらせると、湿疹の範囲も広がってきます。

始めは腕と顔だけだったのが、首に下りてきて、次は胸、お腹、そして背中。

ひざの裏側、そして最後に脚。

いまや全身にかきむしり痕があります。

「顔」だけは綺麗なんです私。

顔は、アトピーになってから体よりも慎重に保湿ケアを頑張りました。

痒いとこする!こすると痒い!

そんなエンドレスループを断ち切るために、
あえてメイクをしました。(自然派メイクブランドにこだわりました!)

こするとマスカラがよれるから、みっともない!!という目的で、掻きむしり撲滅に成功。

「とにかく、こすらない!かゆくても、ひっかかない!」

これを厳守したためか、顔のアトピーだけは3ヶ月くらいで完治しました。

完治してから2年経ちますが、全く出ていません。

顔は白くて血色の良いお肌で、
春は花粉症のせいでたまに目の周りが痒くなりますが、
適当な目薬でもさしておけばすぐに治ります。

そのため「顔だけは」アトピーはないので、
私のアトピーは正確には「デコルテ部分(鎖骨のあたり)から下」です。

私のアトピーとの付き合いの歴史 【現在】

34歳現在、やっとアトピーが制圧(コントロール)可能に

そんなアトピー生活を駆け抜けてきましたが、発症から4年目にして、やっとアトピーを制圧できるようになりました。
もう、痒みで夜中に起きる事も、お風呂で引っ掻いて出血することもありません。

わたしがアトピーを「制圧」できるようになったのは、
脱ステロイドの経験と、ステロイドの使用から分かったこと、そして今まで試行錯誤してきた食事療法のおかげ。

ちなみに「完治」ではなく「制圧(コントロール)」です。

「完治」という言葉を使っていないのは、まだ痒みを感じることがあるからです。

だけど、私はもう痒みを感じてもストレスにはなりません。

この「完治をめざさないマインドセット(気持ちのあり方)」こそが大事だという話をお伝えしたいのですが・・

きちんとまとめてからお伝えしたいと思います!

私のアトピーとの付き合いの歴史 【振り返り】

長くなってしまいましたが、これが私のアトピーの歴史です。
*本当に長いよ・・と思ったあなた、ごめんなさい。

でも、これでも全てをお伝えしきれていません!(えへへ★)

振り返ってみると、私が小児アトピーと診断されたときから、

母と一緒に保湿をこまめに行っていれば、
もしかしたら現在のような悪化は防げたのかもしれません。

これは私自身が子供達のケアをしていて気づいたことです。

また、
最近言われている腸内環境を整えておくことで将来のアレルギー疾病が防げるというのも、
当時から分かっていれば・・・

ととても悔しい想いです。

私のアトピー悪化原因は多くあり、なるべくしてなっているというのが明白だからです。

そして、私の第2子である娘も、肌が弱く・・・
生後半年になるころ、アトピー性皮膚炎を発症してしまいました。

そのため、自分自身の体験を活かして、

「この子には同じ轍を踏ませない!!」と毎日奮闘しています。

毎日のケアを通して、娘のアトピーは発症から1年経ちますがかなり改善してきました。

アトピーを良くしたい!という人に届けたい。

小児アトピーと成人アトピーは、原因や対処法が全く異なりますので、試行錯誤の毎日です。

けれどめげずに、毎日前進している!と思って前向きに闘病しています。

アトピーの悩みがある方、また、お子さんのアトピーに心を痛めている方・・
医者は信用できないと思っている方・・
今はステロイドを使っているけれど、1日でも早く減薬したいと願っている方・・
「体の内側から」きちんとアレルギー体質を治したいと思っている方・・

特に、大人のアトピーなら私と同じように、
春に悪くなり〜夏じゅくじゅく〜秋からカサカサになるタイプの方、
もしくは、年中カサカサ乾燥肌・敏感肌タイプの方は、
このサイトは結構参考になるんじゃないかと!

闘病の励みに少しでもなれたらと思い、
役立つ情報を提供していきたいと思います!!

よろしくお願いいたします。m(_ _)m

2017年冬 マミーノ

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